中小M&A資格試験 第3回 倫理・行動規範 問2(全15問)
譲り渡し側D社のFAであるEは、DDの準備を進める中で、D社に多額の未払残業代があることを知った。D社の社長からは「譲り受け側に知られると値下げされるので、黙っていてほしい」と言われている。Eの対応として、最も適切なものはどれか。
不適切(禁忌肢)。懸念点を隠すための助言であり、相手側へ適切に開示するよう助言すべきとする倫理・行動規範に明らかに反する。後に表明保証違反などの紛争を招く。
適切。リスクや懸念点は相手側へ適切に開示するよう助言し、必要に応じて士業等専門家への相談も含めて対応策を検討する。
不適切(禁忌肢)。事実と異なる表明保証を勧めることは、相手方を欺く行為であり、職業倫理に明らかに反する。
不適切。顧客の意思の尊重は重要だが、判明した懸念点を放置することは、相手側への適切な開示を助言すべきとする倫理・行動規範に沿わない。
選択肢を押すと答え合わせができます。
論点
中小M&A資格試験 » 倫理・行動規範 » リスク・懸念点の相手方への開示
正解
2
解説
スキルマップの倫理・行動規範(顧客利益の優先)は、M&Aのプロセスを進める上でのリスクや懸念点等が判明した場合は、取引の相手側へ適切に開示を行うよう助言することを求めている。顧客の法令違反や懸念点が判明した場合は、自己や顧客の利益を優先するのではなく、専門機関や士業等専門家への相談も含めて対応策を検討する。資料を隠したり、事実と異なる表明保証を勧めたりすることは、職業倫理に明らかに反する(禁忌肢)。