中小M&A資格試験 第4回 倫理・行動規範 問11(全15問)
仲介者Cが支援したM&Aのクロージングから半年後、譲り受け側が表明保証違反を主張して、譲り渡し側の元経営者Dに補償を請求してきた。DはCに「相手方との交渉を代わりにやってほしい」と頼んでいる。Cの仲介契約上の役務はクロージングまでである。Cの対応として、ガイドラインに照らして最も適切なものはどれか。
禁忌肢。報酬を得て他人の法律事件について代理・交渉を業として行うことは非弁行為(弁護士法72条)に当たるおそれがあり、明らかに反する。
適切。ガイドラインが示す対応である。
不適切。仲介者が一方当事者の立場で紛争の交渉を行うことは、中立性の観点からも問題があり、紛争解決への関与は弁護士に委ねるべきである。
不適切。表明保証違反の主張はM&Aの最終契約に基づく紛争であり、弁護士への相談を勧めるべきである。
選択肢を押すと答え合わせができます。
論点
中小M&A資格試験 » 倫理・行動規範 » クロージング後の紛争への関与
正解
2
解説
ガイドラインは、クロージング後の当事者間の紛争解決への関与・支援について、仲介者・FAの役務は基本的にクロージング時点で終了していること、紛争解決への関与・支援は弁護士法72条の非弁行為に該当する可能性があることから支援には限界があるとし、紛争が生じた場合は弁護士に支援を求めることを検討する必要があるとしている。契約締結前にも、紛争解決支援が非弁行為に該当しうる旨を説明しなければならない。